春の高校バレー2017広島大会(2016/11/19)観戦コラム

春の高校バレー2017広島大会
2016/11/19 14:30~
場所:広島グリーンアリーナ小体育館
相手:広島工業大学高等学校
結果:3-0(25-20、25-9、25-19)

スターティングメンバー
NO.1 WS真柄(2年)、No.2 MB樋内(1年)、No.3 WS河野(3年)、No.4 MB児玉(2年)、No.5 WS高山(1年)、No.6 S阿羅田(1年)、No.11 L山本(1年)

 いよいよ春高バレーである。相手はインターハイ決勝の工大だ。インターハイ決勝コラムにも書いたが、その時はまだチームとしては未完成であり、今後伸びしろがあるなと感じていた。一方工大はほぼ完成されたチームだったと思う。夏を挟み両チームともどこまでレベルアップしたかが見ものだ。試合前元監督吉川先生が「今日は勝よ」とおっしゃっていたが、私も勝てるだろうと予想していた。
 第1セット、No.4 児玉からのサービスでゲームスタート。相手も気合が入っている。相手エースに3枚につくが、ブロックをはじかれた。調子はよさそうで混戦になりそうだ。序盤はシーソーゲームでNo.5 高山の時間差ダブル、No.2 樋内のサービスエースで4-5、相手のスパイクミスで6-6となる。それからNo.4 児玉のBクイック、No.2 樋内のBクイックで10-10。若干サーブが弱いように感じたが相手のミス、NO.1 真柄のブロックで15-12と抜け出す。しかしこちらもミスがありリードするものの1点差、2点差の接戦、No.3 河野の時間差、NO.1 真柄のバックアタック、No.5 高山の時間差ダブルそして相手のミスで3点差21-18となり相手作戦タイムをとる。タイムアウト後も流れは崇徳。No.2 樋内のブロック、ラリーからのNo.4 児玉のAクイックで23-19、最後はNO.1 真柄の連続レフトスパイクで第1セットを先取。  第2セット、第1セットを先取したことで主導権は完全に崇徳。ゲーム始まるや怒涛の攻撃で一気に走る。No.2 樋内のAクイック、相手時間差を止めるNO.1 真柄のブロックそして軟攻スパイク、ラリーからのNo.4 児玉のAクイック、ラリーからのNo.5 高山のスパイクて10-4となり相手作戦タイム。タイムアウト後も流れは変わらずコンビは冴えライトからNo.3 河野がノーマークから決め14-6、一方相手は1人時間差をノーマークにしたもののアウトを打ってしまい15-6となり2回目の作戦タイム。レシーブもよくなっている。特にNo.11 リベロの山本がいい動きをしている。ノーマークからフェントされたボールを取るなど脚がよく動いている。リベロが拾えばそこからの攻撃も冴える。No.5 高山のバックアタック、No.2 樋内の一人時間差、バックアタック、最後はNO.1 真柄のレフトスパイクが決まり25-9で第2セット連取。
 いよいよ春高を決める第3セット。序盤は相手も粘りを出しはじめNo.5 高山のサービスエース、NO.1 真柄のライトへ回り込む時間差、No.4 児玉のブロックで6-6、そこからNO.1 真柄がレシーブからのレフトを決め、No.4 児玉が相手エースのレフトスパイクをブロックし9-6で相手作戦タイム。ここからも流れは変わらずNo.3 河野のライトへ回り込む時間差、No.2 樋内のブロック、No.4 児玉のサービスエースで14-8となり2回目の作戦タイム。その後も相手ミスもあり19-12、こちらはサーブカットが乱れるもNo.3 河野がレフトスパイクでカバーするなど、また、No.6 阿羅田のワンハンドトスによるNo.4 児玉のBクイックで21-15。ほぼ勝敗は決したと思ったが相手エースのサービスエース、渾身のスパイクにより追い上げられ22-18でこちらの作戦タイム。しかし大勢は決しており相手のスパイクミス、最後は相手エースをNo.2 樋内がブロックしインターハイのリベンジなる。

≪春高に向けて≫
今日は、今まで多く対戦していた相手であり、確実なレベルアップをしたチームであれば当然の結果かと思う。1月は初めて戦う相手ばかりだ。いかに自分たちのゲーム・崇徳バレーができるかが鍵となる。1日1日の練習、1試合、その1球に集中し最高の舞台で最高の結果、古豪復活を期待する。

記事: S53卒 篠崎克則